【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
あがる息を整えているのに嬉しそうに私の中に入りこみ
それだけでもう締めつけてしまう。
「理沙、まて理沙」
上からもウッと息が漏れる。
「動くよ」
いいなんて返事をしていないのに
弱いところを擦るように
まさに狙いうちをしているかのように
一点だけを集中して
何度も何度もグラインドを繰り返し
動きが加速したらもう簡単なほどにのぼりつめていく。
「理沙イキそう?イク?」
英語はダメだよこう言うんだよと手本を見せるように囁く声
「イヤッダメ…イクッ」
どこかに飛んでいきそうでギュッとしがみつくけど
途端に力が抜けてパタリと畳の上に落ちていく。
「理沙」
「理沙」
そのたびに何度も名前を呼ばれ
意識すらも私の自由にはさせないらしい。
何度めの高みかももうわからない。
「理沙、イクよ」
その声のあとウッと聞こえ彼の身体が波を打ったから
やっと解放されるんだと言えないけれどこっそり思った。
それでも、お互い汗だらけの身体で抱きしめあえば
これ以上の幸せはないと思えるのは愛しているから何だと思う。