【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
隣の席のみやちには
「見てこれみやちへのおみやげ」
真黒い温泉卵を差し出した。
「すごくない?黒いの」
「何で卵だよ」
「だって黒いから」
みやちはお前のチョイスがわからねぇって顔をしながらも
「昼に食おうぜ」って私にもわけてくれるようだ。
「1こで7年寿命が延びるんだって」
「ここで仕事するには必要な卵だな」
「うまみ成分が20%も高いんだって」
私の説明を聞いていたみやちが
「あさりからそんな説明をすらすらと日本語で聞ける日が来るとは思わなかった」
本気で笑っているからつられて私も大笑いだ。