【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
みやちの彼女の可奈ちゃんにも一度だけ会った。
バレンタインのお返しにホワイトデーパーティーを企画してくれたから。
お気に入りのイタリアンの店で個室を借りてのおもてなし。
可奈ちゃんは大学生
私よりも3つ下で小柄だけどボーイッシュな子。
美紅ちゃんとはまったく逆のタイプだ。
「いやーここにいると自分がすごく小さく感じます」
その叫びにビールを吹き出した。
「私ね…日本に来て自分が大きいことを実感した」
私の発言にもみんなが笑う。
アメリカでは平気でハイヒールを履いていたが、日本で履くと
自分より大きい人に健人に会うまで出会わないって吹き出すと
Salaは、電車でも頭が飛び出すって笑った。
「それに日本人って童顔だよね。日本だと平均的だって安心するよ」
そんな私の呟きには、
「あさり、諦めろ。可奈もさっき俺に耳打ちしたぞ」
「何?」
「あさりさんって年上じゃなかったっけ?って」
「ちょ…年上よ。みやちと同じ年だから。しかも浅木だから」
「大きいのに小さい子みたいで可愛いですよ」
「今、でっかい釘ささったよ。ねぇ…その口縫っていい?」
「リサ…Sweet my baby」
「Sala!」
みんなが笑う。
笑われて恥ずかしいけど笑顔がいっぱいなのは幸せってこと。