【完】 Squall  ~いくつもの恋をして~



ビールを2杯ずつ飲んだところで睡魔の襲う3人は居酒屋を後にした。


ワイルドな俺からの助言だと言って


「他の男じゃダメなぐらい刻みつけてから出せよ」


「みやち?」


笑いながら手をふるみやちを課長と一緒に見送った。



何となくなのか当然なのか課長の住む最寄駅で一緒に降り


指先を絡めながら部屋へ向かい


ドアをあけた瞬間からどちらからともなく笑いだしてしまった。


「言ってる意味はわかる」


「あはは うん」


「普通じゃないらしいしな」


「あはははは そうだね」


「それでも、睡魔が勝ちそうだ」


「同じく」


2人ともシャワーすら浴びず着替えるとすぐにベッドへとダイブし


触れるだけのキスを交し深い眠りにあっという間におちて行った。







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