【完】 Squall  ~いくつもの恋をして~



誘ったのはいいが、場所をあまり知らないという課長。


私だってほとんど知らない。


一緒に出かける人がいないから仕方ない。


「浅木は何駅?」


「言ってわかるとは思えませんが」


吹き出すと課長も笑いだし


課長の最寄り駅を聞くと同じ沿線だ。


私よりも2つ手前の快速が止まる駅。


この沿線を選んだ理由も、乗り換えなどという難しい選択は避けたい。


そこで頭を痛める方法は思いつかないだろう。


まして、あれこれ物件を探して歩くにも海外からだ。


私の場合は会社から紹介してもらえた物件の中から選んだ。


課長もそうなのかと聞いたら桐谷さんが探してくれたそうだ。


桐谷さんの家の近くというから小さな子どものように思えて可笑しくなった。







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