お前のこと、一生かけて守るよ
ファーストキス
「じゃあ、また昼休みな」
「あ、はいっ」

次の日、いつも通り先輩が迎えに来て、いつものように教室まで送ってくれて、手を振る。

そしてあたしはいつも通り、教室の中に入り自分の席へ座る。

「おーはーよっ!」
「おっ、ビックリしたぁ。おはよ、愛里紗」

突然現れたのは、朝からテンションの高い愛里紗で、少し肩が跳ねた。

「ねっ、昨日どうだったの!?楽しくデートできた!?」

あー、そっか。原因は、これね。だよね、理由もなく愛里紗がテンション高いハズないもの。

「昨日はぁ、愛里紗とLINEするまでも、した後も緊張してたけど、でも…楽しかった、かな?」
「そう!ねっ、先輩ってどんな感じなの!?デート中も、優しい?」
「デート中…?」

愛里紗が、ウンウンと頷く。先輩のデート中って…。頭の中でイロイロ思い出す。
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