委員長に胸キュン 〜訳あり男女の恋模様〜
あまり見たくはないのだが、仕方なくもう一度画像に目を落とした。
桐島さんの横に写っているその男は、歳は桐島さんより少し上だろうか。茶髪で目付きは鋭く、いかにもワルの遊び人という感じだ。
つまり、桐島さんとはまるで釣り合わないと思われ、桐島さんの元カレとは思えない。いや、思いたくない、と言うべきか……
「誰だよ、こいつ……」
「誰だと思う?」
「知るわけねえだろ、こんなやつ。憶えてないだけかもだが……」
そうだった。俺は人に関する記憶がないんだった。という事は、この男を本当は知っているのかもしれない。しかし阿部君とも違うし、中央高にはいないタイプの男で、少なくても俺と仲が良かったとは考えにくい。イケメンではあるのだが……
そう言えば、桐島さんには弟さんがいると言ってたな。
「もしかして、桐島さんの弟とか?」
だとしたら、俺としてはありがたいのだが、真琴はあっさりと首を横に振った。ま、確かに年下には見えないな。
「まさか、桐島さんの元カレ、って事はないよな?」
今度も真琴が否定してくれる事を期待して言ったのだが……
「そういう事になるのかな」
ガーン、と音がしたようだった。変な言い方ではあるが、真琴は否定してくれなかった。こんなやつと、桐島さんが付き合っていたなんて……
あ、そうか。こいつが桐島さんが2年の時に付き合っていたという、東高の田村もしくは田中ってやつなんだな。
「お兄ちゃん、いいかげん気付いてよ」
「はあ? 何をだ?」
ただでさえショックで不機嫌なところに、真琴の生意気な言い方に俺はカチンときた。
「お兄ちゃんは玲奈さんと付き合ってた。わたしがどんな人か教えろって言ったら、その画像を見せてくれた。そのお兄ちゃんが、わざわざ他の男と写った玲奈さんの画像を、わたしに見せると思う?」
「えっ?」
確かにそうだ。という事は……
「こいつは……俺なのか?」
まさかと思ったが、真琴は真面目そうな顔でゆっくりと、だがしっかりと、頷いた。
ちょっと待て。そんなわけない。だって、こいつと俺じゃ顔がぜんぜん違うだろうが!
桐島さんの横に写っているその男は、歳は桐島さんより少し上だろうか。茶髪で目付きは鋭く、いかにもワルの遊び人という感じだ。
つまり、桐島さんとはまるで釣り合わないと思われ、桐島さんの元カレとは思えない。いや、思いたくない、と言うべきか……
「誰だよ、こいつ……」
「誰だと思う?」
「知るわけねえだろ、こんなやつ。憶えてないだけかもだが……」
そうだった。俺は人に関する記憶がないんだった。という事は、この男を本当は知っているのかもしれない。しかし阿部君とも違うし、中央高にはいないタイプの男で、少なくても俺と仲が良かったとは考えにくい。イケメンではあるのだが……
そう言えば、桐島さんには弟さんがいると言ってたな。
「もしかして、桐島さんの弟とか?」
だとしたら、俺としてはありがたいのだが、真琴はあっさりと首を横に振った。ま、確かに年下には見えないな。
「まさか、桐島さんの元カレ、って事はないよな?」
今度も真琴が否定してくれる事を期待して言ったのだが……
「そういう事になるのかな」
ガーン、と音がしたようだった。変な言い方ではあるが、真琴は否定してくれなかった。こんなやつと、桐島さんが付き合っていたなんて……
あ、そうか。こいつが桐島さんが2年の時に付き合っていたという、東高の田村もしくは田中ってやつなんだな。
「お兄ちゃん、いいかげん気付いてよ」
「はあ? 何をだ?」
ただでさえショックで不機嫌なところに、真琴の生意気な言い方に俺はカチンときた。
「お兄ちゃんは玲奈さんと付き合ってた。わたしがどんな人か教えろって言ったら、その画像を見せてくれた。そのお兄ちゃんが、わざわざ他の男と写った玲奈さんの画像を、わたしに見せると思う?」
「えっ?」
確かにそうだ。という事は……
「こいつは……俺なのか?」
まさかと思ったが、真琴は真面目そうな顔でゆっくりと、だがしっかりと、頷いた。
ちょっと待て。そんなわけない。だって、こいつと俺じゃ顔がぜんぜん違うだろうが!