LOVE or DIE *恋愛短編集*
――――
―――
翌朝、朝練を終えてHRぎりぎりで席についた悠太は、机の中に覚えのない紙袋が入っていることに気付いた。
―――なんだ、これ?
周りをきょろきょろ見渡すと、昨日声をかけてきた女子が目配せしてくる。
中身が分からないように紙袋に入れられたそれは、どうやら約束の本のようだ。
悠太がアイコンタクトと口パクで感謝の意を伝えると、彼女は小さく笑った。
こっそり中を覗くと、予想通りの乙女チックな様相が見えて慌てて隠す。
その様子を見ていた本の持ち主は、必死に笑いを堪えているようだった。
昨日よりは幾分落ち着いていられるのは、今朝は夢を見なかったからに他ならない。
もし2日連続であんな夢を見てしまったら、もう本に頼るまでもなく―――、【アレ】ってことだろう、と悠太は予想している。
何しろ初めての事だし、そう簡単には認めたくないのだ。
だが、考えないわけにもいかなかった。
なぜなら、モノクロの世界で大量のフリージアに囲まれていたのは―――
例の、コンビニの彼女なのだから。
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翌朝、朝練を終えてHRぎりぎりで席についた悠太は、机の中に覚えのない紙袋が入っていることに気付いた。
―――なんだ、これ?
周りをきょろきょろ見渡すと、昨日声をかけてきた女子が目配せしてくる。
中身が分からないように紙袋に入れられたそれは、どうやら約束の本のようだ。
悠太がアイコンタクトと口パクで感謝の意を伝えると、彼女は小さく笑った。
こっそり中を覗くと、予想通りの乙女チックな様相が見えて慌てて隠す。
その様子を見ていた本の持ち主は、必死に笑いを堪えているようだった。
昨日よりは幾分落ち着いていられるのは、今朝は夢を見なかったからに他ならない。
もし2日連続であんな夢を見てしまったら、もう本に頼るまでもなく―――、【アレ】ってことだろう、と悠太は予想している。
何しろ初めての事だし、そう簡単には認めたくないのだ。
だが、考えないわけにもいかなかった。
なぜなら、モノクロの世界で大量のフリージアに囲まれていたのは―――
例の、コンビニの彼女なのだから。