LOVE or DIE *恋愛短編集*
「3年が引退したくらいで3日も引きこもるヘタレだとは思ってなかったからな、悩んだんだが」

と顧問に言われると、気まずくなって頭をボリボリとかく。

「もう、休みません」

謝ることはしなかった。
その代わりに、もう二度としないと誓う。

悠太の目を3秒間見つめたあと、顧問は頷いた。


佐野 悠太、バスケ部長に就任。


新しいバスケ部は、この日を待って正式に動き出す。

意外にもすっきりした気持ちで体育館に立つことが出来た悠太は、引きこもっていた時間も無駄ではなかったのかもしれないと思った。


「改めて、部長になりました」

部活はじめのミーティングでそう宣言すると、雅樹がにやりと笑う。

「部長、次サボったら、降格な」

集まっていた1年も2年も、どっと笑った。

「次にサボるのは、俺らが引退した後だな」

悠太に、不敵な笑いが戻った。
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