とりたいもの。
舞い降りたしましま
ぎらぎら輝く太陽。
「うっとーしーな…あっちぃ」
学校の裏庭の芝生で、寝転がりながら独り言をつぶやく。

授業中に喋る先生の声が遠くに聞こえる。
近くの木がむさくるしい葉をひろげてる。

「ダルい…。」
手で自分を仰ぎながらそんなことを漏らした。

学校、家族、友達、勉強。
俺は、人と関わることが大嫌い。
ずっと、孤独で生きていけばいいんだ。
そんなことしか考えてなかった。

ふと、木を見ると、何かが上の方でゆらついていた。
(…虫か?いや、それにしては大きいな。
カラス…??)
見ようと立ち上がろうとすると、
「危ないっ!」
急に、木から声が聞こえた。
びっくりして、上を見てみると、なんとカラスでも虫でもない。
人間の女の子だ。
「…?な」
なんでそんなとこに、って聞こうとしたら、女の子が飛び降りてきた。
「…しましまパンツ見えてますよ」
「え、見えた?えっちー」
しましまパンツの女の子が飛び降りてきたので、びっくりした。
「ここは俺の孤独な場所なんで。どっか行って。」
冷たく、そう言葉を放った。しかし女の子はふるふると首をふって、
「えー、やだ。写真とりたいから!」
と言った。

これが、俺とこいつの出会いだった。
< 2 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop