甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~



「ば、ばか。専務は昔から私の事知ってるのよ。短大を卒業する前から可愛がってもらっていただけ」



「ご褒美、何が欲しい?」


えっと・・・有給かな?兎に角、今はゆっくりしたい。


あ・・・



「城崎くんこそ、風邪引いたんでしょ大丈夫?えっとそれから色々ありがとう」



「イヤ・・・オレは綾の度胸に惚れ直した」



そう言って城崎くんは、視線を下に向け口の端を持ち上げると私の肩をポンっと叩き会議室を後にした。



< 208 / 304 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop