甘い夜の過ごし方~小悪魔なアイツ~
城崎くんの事は、好きだけど3年積み上げてきた一樹との関係を崩すのは、もっと辛い。
もしかしたら、あっけないのかもしれないけど今は、そんな時期じゃないのかもしれない。
「葉月さん、昨日少し聞いたんですけど・・・」
デスク上を整理していると自分のデスクに戻っていたと思っていた佐藤さんが、もごもごと口を開いた。
「何?」
「城崎くんって、この会社の親族らしいですよ」
手に持っていた資料をデスクの上でトントンと重ね佐藤さんを見つめた。
「そうなの?」