Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
今夜の怜は激しかった。


怜は自分に多大な迷惑を掛けた私の身体を無体に扱い、律動を繰り返す。
何度も達して、私の嬌声はかすれ上擦っていた。



それでも、彼は私を求めて強引に楔を打ち込んでいった。


軋むベットの音が寝室に響き渡る。


上体を起こした怜の身体が、律動で揺れ動く私の胸に覆いかぶさって来た。


汗ばんだ彼の身体は、熱く火照った私の身体には程よい熱冷ましとなる。それだけ私の身体は熱く蕩けそうになっていた。



言葉は無いけれど、怜は一途に私を求め続ける。



彼の一途な欲望に私の身体は悦んだ。
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