Fake love(1)～社長とヒミツの結婚契約書～

―怜side－

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俺と聖そして佑介、佑介の兄・敦司さんと4人で六本木のキャバクラ『キャンディ』に集まった。


「佑介、どうして…円のおめでたをキャバクラで祝う？」


「敦司…そう深いコトは考えるな…」


「普通は考えるだろ？」


「まぁ～敦司さん…佑介の行動を常識的に考えてはいけません」



「そうですよ」



俺と聖は首を傾げる敦司さんを諭す。



「大体、お前は伊集院家の当主としての自覚が足りない…」


「俺の当主の座を譲ったのは敦司だろ？文句を言うな。酒がマズくなる…」



佑介は隣に座るNO1キャバ嬢のマリに肩を抱いて、水割りを口にした。