Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
「回転寿司とはもう少し…マシなのをご馳走しろよな」


「でも、美味しかったですよ」


「夜も遅いし、早く寝ろっ!」


「でも、お風呂がまだ…」


「風呂?あ…そうか…じゃあ~勝手に入ればいい」


怜はソファにも座らず、リビングを出ようと私に背を向ける。



「怜はどうするの?」



「どうするって…風呂か?紗月がいいなら一緒に入るが」


「ダメダメダメ…」


「…お前は俺の…今はダメでも…ちゃんと子作りには…協力はして貰うぞ!!」


「それが契約だと言うコトは判ってますから、安心して下さい…」


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