Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~
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私達は二人で朝一番に婚姻届を提出。


「受理致します…」


事務的な口調で年配の男性が私達の婚姻届を受け取った。


3人で区役所の外に出た。

朝の陽光が眩しくて思わず瞼を伏せてしまった。


「お役所は朝から…テンション低いな…」


「サービス業ではありませんから…」


「婚姻届を提出したものの、入籍した気がしない…」



「怜様は苗字変わりませんから…紗月様の方は苗字変わりますし、結婚した自覚は直ぐに味わえますね」


「瀬川さん…銀行通帳とかどうすればいいんですか?」












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