それでもずっと、君を愛す。
*Level1*

日常生活と公園


いつも通り、私は公園の前で足を止める。



朝7時30分には家を出て、公園でぼーっとするのが私の日課。


学校に行く前にぼーっとすると、なんかちょっと、幸せな気分になれる。



その間に色々回想して見たりするのも、私の日課。



いつもいるおじいちゃん、ベンチの上で寝ちゃってるよー、風邪引かないかなー、とか。


いつも犬の散歩に来てるお姉さん、犬が元気で大変そうだなー、とか。


今日は風が気持ちいいなー、とか。



そんな他愛もないことを考えて私の1日は始まる。



私、朝は絶対、この公園に寄るって決めてるの。



雨風が強くても、遅刻しちゃう、って時も、土日でさえ、散歩にきて寄るようにしてる。


必ず10秒は足を止めて、目をつむって、自然を感じる。



なんでそんなことする必要あるの、って、よく言われるけど、私でもわかんない。



でも、この公園に寄らないと、落ち着かないの。元気が出ないの。

ここに寄らないと、私の1日が始まるような気がしないの。





・・・、もしかしたら、私にとってここは、かけがえのない場所なのかもしれない。



< 1 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop