嫌われ者に恋をしました
鯖折りなんて照れかくしを言って抱き締めたら、雪菜はいい匂いがするとか言って眠ってしまった。
かわいすぎる……。
やはり疲れていたんだろう。今日はいろいろあり過ぎた。
資料室で雪菜が瀬川に襲われたところから始まって。でも、その流れで俺は雪菜にキスをして、付き合うことになった。
その後瀬川は雪菜の家にまで現れた。でも、その流れで雪菜は今ここにいる……。なんだか瀬川から守るために、雪菜との関係が進んだような気がして面白くない。
瀬川のヤツ、何を考えてるんだろう。雪菜にあんなにしつこく迫って。しかも叩くなんて。
雪菜も雪菜でケロッとしていた。普通叩かれたら大騒ぎするだろう。もっと早く気がついてあげればよかった。
雪菜は違うと言っていたが、本当は瀬川から暴力を振るわれていたのかもしれない。そうでなければ、あんな当たり前みたいな顔して、このくらい平気です、なんて言わないだろう。
俺の大事な雪菜を叩くなんて、絶対に許さない。