―恋愛―
出会ぃ…
私が初めて彼に出会ったのは小6の夏でした…

その頃私は小指の爪を伸ばすのにはまっていて、いつもきれいに磨いていたのに…

〈バキッ〉

「いったぁ~」そう彼にぶつかったしょうげきでおれちゃったの…

「あぁっ…爪がぁ↓↓」

「ごめん」そっけなく謝る彼。
しばらく落ち込んで黙っていると…

「そんなに爪大事だったの?」またそっけなく。

「ムーカーツークー」

絶対にこいつだけは許さないっ一瞬殺意がわきました。

「翔太ー!」遠くから彼を呼ぶ声…

彼の名前はどうやら翔太というらしいのです。

「あっいかなきゃ」立ち上がる彼。

「待って」腕をつかんだ私。

「何?」

「いや…別に…なっ…何でもないよ」

「そっかじゃぁね」やっぱりそっけない。

でもあたし何でさっき翔太くんの腕つかんだりなんかしたんだろ…
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