―恋愛―
入学式が終わった午後の学校はなんだか寂しげで鳥の鳴き声だけが校庭に響いていた…テニスコートわきの小さな階段に座ってぼーっとしていると…いきなり。

〈ボンッ〉

何かがわたしの目の前に落ちて来た…

「なにこれ?」細長いロケットみたいなプラスチック性の…

「ジャベリックスローだよ」笑顔の男の子がわたしの前に止まった。

「じゃ…ジャベリック?なにそれ?…」慌てるわたし

「陸上の種目の中にジャベリックってあるでしょ?」

「えっ…そんなのあるの?」
私って無知…(涙)

「大丈夫?けがしてない?」

「大丈夫だよ。」

「よかったぁ」そう言うと彼はジャベリック?を飛ばすのに専念しだした…

「でもさっきの彼…どっかで見たことあるような…」
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