近未来少年少女



え?え……?

俺は訳が分からなくて混乱していた


『分かった?』

釘を刺すような問い掛けが飛んでくる


『あ……はい』

俺は言われるがまま、小さく返事をした

メグミはなぜか『うーん……』と考え始め、最終的には『やっぱりメグって呼んで!』と言い出した


メ、メグでもメグミでもあんまり変わらないし……

ってかそんな事どーでもいいとゆーか………


俺はそう思ったが、口に出すのは怖いから心の中で言っていた


『メ、メグは…何で俺の事知ってるんですか?…』

先程浮かび上がった疑問をぶつけてみた、が


『あんた…あたしの事メグって呼ぶのに敬語で話す訳?やり直し』

なかなか先に進ませてくれない


『え………あぁ、じゃ…何でメグは俺の事知ってるの…?』

俺は渋々言い直した

つーか…めんどくせー!!
リーダーが会わない方がいいと言っていただけの事はある


メグミ改め、メグはニヤリと笑い

『あたしに知らない事なんてないのよ』と自信満々に言った



“メグミ”


この人がまだどんな人なのか分からないけど……


とりあえず俺が今まで出会った中で、強烈にインパクトがある人物である事は間違いない

……………
……


< 203 / 599 >

この作品をシェア

pagetop