近未来少年少女



ちょ、ちょ…ちょっと!!なんでそんな事カシワギに………!

俺は動揺しまくっていた


カシワギはミノルの事をMとして知っている

ミノルと言う名前、ましてやこの世界を作った人間だなんて…カシワギに教えたら………


つーか教えちゃダメだろ!!!!!!今まで隠してきた意味が……


『どーゆー事だ?』

カシワギの声のトーンが変わった


『み、みのる!!!!』

俺はカシワギとみのるの間に入ったが、カシワギは俺を見ようとしない

目線はみのるただ一人


……………ッ

『カ、カシワギ…こ、こいついつも適当な事言うから間に受け………』


俺が必死に話しを反らそうとしても、もう手遅れ


『お前は黙ってろ』

カシワギが俺を睨んだ

その様子を見てみのるは不適に笑みをこぼす


みのる……?お前は何を考えてるんだ…………?

みのるの意図(いと)が俺には全く分からなかった


『カシワギが一番知りたかった情報なんじゃない?』

それでもみのるは俺の不安を無視して話し続けた



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