近未来少年少女



でももう押しちゃったし、仕方ない

『あ…あの……俺ユウキって言います…その………』

背中に変な汗が流れてる中、インターホンからは意外な反応が返ってきた


『はいはい、今開けますね』


え………え?

開けるって……いいの?
俺まだ何にも……………


戸惑っていると隣の門がキィーと自動で開いた

チラッと中を見ると緑に囲まれた大きな庭が見え、その奥には家があった


えーと………
入っていいのかな……?

こんな豪邸だから不審者に間違われて追い返される覚悟もしてたのに…


恐る恐る家の敷地内へと足を踏み入れた

……するとまた自動で門が閉まった


入ったのはいいけど、なかなか前に進めない

なんか違う世界に来たみたいだ……


まるでまた夢の国に居るのではないかと思わせる程、綺麗な空間だったから




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