続*俺様王子とキケンな契約!?
◇ハプニングは突然に





「では、来月に控えた体育祭の出場種目選択をしてもらいます。」



6限目、来月に迫った体育祭の出場種目をそれぞれ決めることに。


新しいクラスになって約一ヶ月。

ようやく新しい聖と渉との生活なれてきた?頃だ。


また秘密の生活か〜。

渉とも一緒に暮らしてるだなんて誰にも言えないよ…



窓の外を眺めていると、視線を感じて目を向けた。


一番後ろの席に座っている聖と目が合うと彼はフッと笑う。


その笑顔にこの間のことを思い出し咄嗟に俯いた。


何なの、もう!


思い出せば思い出すほど顔がだんだんと熱くなってしまう。


あたしは何とか誤魔化すために机にうつ伏せになった。



"芽衣、おいで"



目をつぶっても浮かぶのは艶っぽい表情をした聖で。


低い声でそっと囁く聖の声を思い出していた。




< 151 / 277 >

この作品をシェア

pagetop