続*俺様王子とキケンな契約!?
髪を撫でる手は優しくてくすぐったくて…
くすぐったくて……
「いい加減…起きなさいっ!」
────ベシッ
乾いた音がしたすぐあと
頭に衝撃が走った。
「ったぁ〜!もう何?…理沙!?」
机から顔をあげると理沙がノートを丸めて立っていた。
「ニヤニヤしちゃって。何思い出していたわけ?ん?」
顔を歪めて迫ってくる理沙。
こ、怖い…っ!
というか、あたし体育祭の種目を決めている途中で寝ちゃったんだ!
「種目どうなったの?あたし理沙と一緒?」
「ったく、すぐ話逸らすんだから。…決まったわよ。あんた最後の団対抗リレー走ることになったから」
……え?
り、リレー!?