続*俺様王子とキケンな契約!?
画面を見ると"松野さん"と表示されている。
腰に回った手が気になりつつあたしは慌てて電話に出た。
「もしもし、どうかされ…」
「芽衣ちゃん!水族館に行ってるってメール見たよありがとう。…今さっき、旦那と水族館に到着しましました!」
耳元からは息を切らした松野さんの声が聞こえる。
お昼前にサメを見つめるひろきくんの写真を添付しメールしたのだ。
もしかして、メール見て駆けつけたってこと!?
地方のパーティで泊まりがけだったんじゃ…
「ってことは…今水族館にいるってことですよね?あたしたちはイルカショーに来てます!」
イルカショーの会場で待ってることを告げ、電話を切った。
「何だって、松野さん」
「今旦那さんと水族館に到着したんだって!ひろきくん心配で帰ってきたのかな…」
聖と二人でステージでお姉さんとニコニコして話すひろきくんを見守るようにして見つめた。
「じゃあ、ひろきくん!イルカさんとお星様にお願いしよっか〜!」
先ほど同様に野外ステージの屋根が閉まり
いきなり暗くなると、いくつもの星が浮かんだ。
「おれのお願いはたったひとつだけ。パパとママといっしょに楽しく暮らしたい」