続*俺様王子とキケンな契約!?
…………え?
いきなりの発言に驚いて聖を見つめると
彼は優しく微笑んだ。
「ずっと、一緒に…いよ」
それって…それって…
あたしの目には薄っすら涙が浮かぶ。
「芽衣、お返事は?」
なんて、優しく笑った彼に
あたしは思わず抱きついた。
「……うんっ、ずっと一緒にいるっ」
抱きついて離さない。
あたしはギューっと強く、これでもかってぐらい強く抱きしめると
聖も包み込むように優しく抱きしめ返してくれた。
「まぁ、芽衣の返事がどうあれ、一生離さねぇけどな」
そう、あたしの頭をポンポンと撫でる。
「あたしだって、一生離さないよ?だってこの先あたしの隣にいるのはずっと聖だもん…!」
思いのまま言うと、聖はやれやれといった表情で笑った。
「ったく、そういう可愛いこと言われると、我慢できねぇってわかってんの?」
え…っと声を上げる間もなく
気づけば聖に身体を抱き上げられていた。