続*俺様王子とキケンな契約!?



なんて、ニヤリと笑う神矢くんに何も言えなくなってあたしもつられるように笑った。


しばらくして、カフェから出たときには少し薄暗くなっていた。



「ちょっと寄りたいとこあんだけど、いい?」



その言葉に頷くと、神矢くんはあたしの手をとってオシャレな繁華街を歩きはじめた。



そして、行き着いた場所は高級感溢れ出すメンズブティック。


このブティックこの前テレビで取り上げられていた所だ!


そんなとこに感心をしていると神矢くんは何の躊躇いもなく分厚いガラスの扉を開いた。


中に入った途端、一斉にお辞儀をする店員の方たち。



「お久しぶりです。神矢様。」



にっこりと自然な笑顔を向ける黒いスーツを身にまとった大人な男性。


あたしは驚いて神矢くんにの顔を見上げる。

だけど神矢くんはどうってことなさそな態度だ。


「何かお探しですか?」



「ああ、ちょっとな…」



そう言って神矢くんはどんどん奥に行ってしまった。


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