一番嫌いなアイツは彼女持ち





…でも瞬のこと、大嫌いって言ったんだ。




だからあたしに、文句を言う権利はない。



その場で、行きたくないって逃げたかった。




だけどまた、逃げるのを瞬に知られたくなかった。





バスの中に入り、指定席に座る。




みぃも黙って隣に座る。





「まーちゃん…、合宿だけは何もかも忘れちゃおう??」





「ありがと…」




泣きたいとか、そんなのはきっと気まぐれなんだよ…。




そう、きっと…。










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