一番嫌いなアイツは彼女持ち





「…もうあまり聞かないであげてください」




「…実尾」




あたしは実尾の名前を呼ぶと、




「彼女は転校したばかりで、色々あるんです。




深入りはよくありません」





「あぁー、ごめんねぇ」




そういって、自由時間は終わる。





その日の放課後―。




あたしは教室に、ノートを一冊置いてきてしまった。





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