一番嫌いなアイツは彼女持ち





何、それ。




「…っ」




扉をあたしは思い切って開ける。




「!!!! 麻乃」




「あ、忘れ物。聞いちゃってごめんね」




そういって、机の中の教科書を手に取る。





そして皆の顔を見た。




「あ、話続ければ?? 笑うほどの話なんでしょ??」




皆は知らないと思う。




このあたしの性格の悪さが。




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