一番嫌いなアイツは彼女持ち




あたしの将来の夢は、相変わらず瞬のお嫁さんで。



その夢は叶ってしまった。




そろそろ、ちゃんと夢を探さなきゃいけない。




「ほら、支度済ませてるんだし。




行こうぜ、麻乃」




「そうだね」



肌身離さず、ブレスレットはつけている。



プロポーズの指輪も、結婚指輪も。




これ以上ないくらいに、幸せで。



両親からの電話は、土日に毎週している。




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