猫被り王子は私の彼氏!!♡








あの事件から一週間後。







竹田くんは私達に負い目を

感じたのかなんだか良く分かんないけど

学校に来なくなった。








だから私の隣は誰もいない…って

なるはずだったんだけど








「先生、藤原君が俺の席と

変わりたいって言うので変わっても

いいですよね?」  









事件の3日後、朝のホームルームで

突然、優が先生に提案した。







眼鏡をかけて気が弱そうな藤原君を見ると


優の突然の発言に

ビクッと体を一瞬震わせる。








この反応だと藤原君、今勝手に優に


言われてビックリしてるんだろうな。。









「そうか。月野は本当仲間思いで

優しいな。いいぞ!変わってやれ」







「あ、でも俺は不登校中の竹田君の

席に座りたいんです。成績の良い竹田君が

居なくなってしまったから蒼井さんが

心配で…」







アイツ…(怒)





余計なお世話だよ!!







「本当優しすぎるおまえは!

今すぐ蒼井の隣に行ってやりなさい!

蒼井も優しい月野に感謝するんだぞ!」







「は、はぁ。」






なんで私が感謝しなきゃいけないのよ(怒)





てか先生、優の事、気に入りすぎ!









先生の言葉でササッと荷物をまとめると

優は女の子の悲鳴を背中で浴びながら

私の隣に座った。







「これから楽しみだな」




「は??」






何が楽しみなのか優は、

にやっと笑いながら机の中に教科書を

しまっていた。








でもまあ授業中に、女の子といちゃいちゃ

されるより、隣にいてくれる方が

ずっといいかも。







そうゆう訳で優が私の隣に


やってきました。。







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