猫被り王子は私の彼氏!!♡
「ママ、ごちそうになってごめんね!」
私達は高級レストランを出て車に乗った。
「何言ってるの!
いつも優みたいなガキンチョと
一緒にいてくれるお礼よ♪」
「いえいえそんな!」
「誰がガキンチョだよ」
優の家族は本当みんな暖かくて
どうしてこの家庭に優のような
ちょっと変な人間が生まれたのか
ワケがわからなかった。
どこかで化学反応でも起きたのかな。
そのまま優の家に戻り
レストランで買って帰った
ベリータルトを皆で食べる事にした。
「私達明日の朝すぐ戻るんだけど
一つ提案があるの。」
「あ、うん」
優がタルトを食べながら返事をし
私も自分が返事するものかと思いながらも
とりあえずコクリと頷いた。
「次いつ帰れるか分からないし、
もし帰れたとしても今日みたいに
ほんの少し。
だからね、舞ちゃんに
優と同居してほしいの。」
『あ、うん…ってえええええええ!??』
私達2人の叫びは見事にハモった。
私が優と同居!!?!?!