猫被り王子は私の彼氏!!♡







「ママ、ごちそうになってごめんね!」


私達は高級レストランを出て車に乗った。






「何言ってるの!

 いつも優みたいなガキンチョと

 一緒にいてくれるお礼よ♪」






「いえいえそんな!」



「誰がガキンチョだよ」





 
優の家族は本当みんな暖かくて

どうしてこの家庭に優のような

ちょっと変な人間が生まれたのか

ワケがわからなかった。






どこかで化学反応でも起きたのかな。







そのまま優の家に戻り

レストランで買って帰った

ベリータルトを皆で食べる事にした。







「私達明日の朝すぐ戻るんだけど

 一つ提案があるの。」







「あ、うん」





優がタルトを食べながら返事をし

私も自分が返事するものかと思いながらも

とりあえずコクリと頷いた。






「次いつ帰れるか分からないし、

 もし帰れたとしても今日みたいに

 ほんの少し。 

 だからね、舞ちゃんに
 
     







 優と同居してほしいの。」




『あ、うん…ってえええええええ!??』







私達2人の叫びは見事にハモった。







私が優と同居!!?!?!




 




< 57 / 61 >

この作品をシェア

pagetop