ヤンキーくんと甘い恋

「つまりあなたに会う暇などないのです。」

凜ちゃんの言葉が鉛のようにのしかかり私は混乱していた。

嘘でしょう？

凜ちゃんの言っていることは全部全部嘘でしょう？

「それでは私はそろそろ魁くんが迎えにくるので失礼します。」

魁斗が…？

そう言って凜ちゃんは門のほうへと行ってしまった。

だけど私は見てしまった。

門のところで魁斗と凜ちゃんがキスをしているところを。