ヤンキーくんと甘い恋




ねぇ、魁斗。

全部全部嘘だと言って。

私は魁斗を信じたいよ。

でも信じれていない自分もいる。

魁斗…会いたいよ。

魁斗は私の隣にいたのに、いつの間にか凜ちゃんの隣にいて。

魁斗はごめんって言って私の手を離す。

魁斗!行かないで……。

目が覚めたとき私は泣いていた。

あ〜ぁ、私だめだな…。

そんな暗い気持ちを抱えつつ学校へ向かい普通に授業を受け、普通に過ごす。

魁斗に出会う前と同じ。

なのになぜ私はこんなにも悲しいのだろう。

心に穴があいたみたい。

私は魁斗がいるのが当たり前だと思ってた。

当たり前じゃ…なかったんだね……。




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