<完>孤独な姫さんは世界一の総長 上
私は、それを無視して通り過ぎようとした。
その時、
ーーパシ
腕を掴まれた。
ーーパシ
私はそれを振り払ってまた再び歩き始めた。
雁「!?オイ!無視かよ!!待てよ!!名前教えろよ!!」
紀「名乗る必要はどこにもない」
雁「オイ!!俺言ったんだぞ!!」
紀「だから?あんたが言ったからなんだっていうの?私も言う必要があるの?そんなルールないでしょ」
??「オイ。てめぇ、ふざけんなよ?」
と、金髪の青メッシュのイケメン男。
紀「・・何が?」
??「お前!!調子乗ってんな!!俺が誰だか分かんねぇのか?」
と胸ぐらを掴んで般若の顔をしていた。
紀「お前、誰?初対面で分かるはずないでしょ?それにさ」
と言って、私は胸ぐらを掴んでいる手を掴んだ。