モテるんは俺の趣味やっ!
「おまっとさんです、冷酒です」





「あ、あたしです」






頼んでいた日本酒を店員が持ってきたので、あたしは徳利を右手に、お猪口を左手にとる。






そこで、ふと視線を感じた。




何気なく目を上げると。







「………あ。」







ヤマモトさんと、目が合った。





ヤマモトさんは、指に煙草をはさんだ右手を少し上げ、軽く微笑む。






あたしは、我ながらぎこちない笑みで返した。







「………えーと。


ヤマモトさんも、飲みますか………?」






「ほんなら、もらおかな」







ちょうどあたしの向かいが空いていたので、ヤマモトさんは灰皿を持って立ち上がり、目の前の席に移動してきた。







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