モテるんは俺の趣味やっ!
「だってな?


趣味・野球ゆう人は、一回でも多く野球したい思うやろ?

本読むんが好きな人は、一冊でも多く読みたい思うやろ?

料理好きな人は、毎日料理しても全く飽きんやろ?

ジョギング好きな人は、毎日でも走りたい思てんねやろ?


それやったら、モテるんが趣味の俺が、『一人でも多くの人から愛されたい』、『毎日でもモテたい』思うんは、まったく当然のことやんか!!」







たっちゃんは至極真面目な顔で、けろりと言ってのけた。






―――うーん、こいつ、変に口が上手いんよなぁ………。



むっちゃくちゃなこと言っとるはずなのに、やけに説得力あるっちゅうか、なんとなく流されて納得させられそうになんねん。







あたしの口撃が止まったのを良いことに、たっちゃんの語りは続く。







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