黒うさぎからの招待状
「なんでこんな震えてんだよ」


アタシの手は恐怖や不安から、小刻みに震えていた。


「なんかあった時は守るっつったろ」

「…うん」

「な?心配するな」

「うん…!」


賢也は優しくアタシの手を握った。


「ではみなさん、お静かに…」


ざわついていたのが、一気に静まった。


「James…、Eleanor…、Junon…、Jyuri…、Kenya…、Yukari…、Daiki…、Seiya…、Hana…、Ryo…、Masaru…、Kazuki…、Momoko…、Chihiro…、Miki…」


ジェームスさんの口から、アタシ達の名前が出てきて、それから聞き慣れない英語が沢山でてきた。
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