黒うさぎからの招待状
「準備が出来ました!ではいきます。3、2、1…!」


ジェームスさんがカウントを終えた瞬間、パッと目の前が明るくなった。

あまりの眩しさに、とっさに目を閉じる。目を閉じていても瞼から透ける光は一向におさまらない。

アタシはゆっくりと目を開けた。


「何…、これ…?!」


目の前には、歪んだ空間と、どこからともなく溢れる光。ずっと奥には、小さな扉があった。
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