黒うさぎからの招待状
「珠璃!今、一瞬スッゲェ眩しかったよな?何だったんだ?」


やっと目を開けた賢也がアタシに言う。


「一瞬?何言ってるの?ずっと眩しかったじゃん」

「は?一瞬だけだし。珠璃、頭までイカれたか?」

「なっ…!そんな事無い!しかも『まで』って…!そんな事、賢也に言われたくない!」


因みに、二人とも頭は良くない方だが、少しだけ、アタシの方が頭は良い。


「そんな変わらねぇだろ。何、こういうのって、『どんぐりの背比べ』って言うんじゃん?」
< 65 / 300 >

この作品をシェア

pagetop