黒うさぎからの招待状
「はいはい!喧嘩はそこまで!」


またアタシ達が喧嘩をしていると、ジェームスさんが止めに入った。


「全く。仲が良いんだか、悪いんだか…」

「少なくとも、良くはないです」


アタシがそう言うと、ジェームスは苦笑した。


「さあ、もう少しで着くからね…」


さっきまで遠くにあった扉は、目前にまで迫っていた。


「みなさん!我々が作り出した異次元へようこそ!」


ジェームスさんが言ったと同時に、扉が開き、アタシ達は、吸い込まれるように中へ入って行った。
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