リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「5階!着きましたよ!」
私が慌ててエレベーターを降りると、青山さんはクスッと笑う。
「可愛いなぁ、真琴ちゃんは」
可愛い?私が?
「ごめんごめん、とりあえず5階ってことは…この階は、建機事業部だな」
青山さんはそう言うと、キョロキョロ周りを見渡しながら歩き出した。
私も少し距離を開けて、そのあとをついていく。
「この5階と上の6階には、輸送機・建機総括部と、船舶とか航空宇宙、車輌事業部……あとは自動車事業本部だったかな?そういう部署が入ってる」
「はい……」
冷静に言葉を返したけれど、船舶に航空宇宙⁉︎そんな部署も存在するんだなと内心は驚いていた。
それから一通りフロアを見て回ると、そこはとにかく男性ばかりが多い職場で。
もし本当に入社できたとしても、この部署に配属されるのはちょっと嫌だな……なんて偉そうなことは言えないけれど、なんだかそんなことを感じてしまっていた。
「じゃあ、次に行こうか」
「はいっ!」
青山さんのあとをついて、それから7階の法務部、8階の財務部、9階の人事厚生部を順に見て回った。
始めはかなり緊張していたけれど、皆仕事中のためデスクに向かって忙しそうに働いていて。
次第に緊張感も解けていった私は、落ち着いて各フロアを見て回れた。