リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜



「はぁっ…」


浮かない気分のまま始まった一週間。


満員電車に乗り、朝から人混みに揉まれていると余計に息苦しさを感じたけれど。


それでも仕事は仕事。

会社に着く頃には気持ちを切り替えて私はいつものように青山商事へ出社した。


「おはようございまーす」


ドアを開け、そう言いながらオフィスに入る。

だけどまだ誰も出社しておらず、私は何故かホッとした。



歓迎会の夜は、酔っ払っていたとはいえ上司の膝で爆睡してしまったし。

きっとみんなにも見られてただろうから…恥ずかしいというかなんというか。

今日は何を言われるのかと考えただけで頭が痛くなってくる。



と、その時だった。


ガチャ、とドアが開く音がしたので私はドアの方へと視線を向けた。


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