リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「わっ…」
だけど入ってきた人物を見るなり思わず漏れ出た声。
「わ?なんだ、わって」
「いえっ、あっ、おはようございます!」
そう言いながら私は慌てて頭を下げた。
っていうか何で部長?
いつもよりかなり早くない?
出社してきた部長がデスクに到着したのを横目で確認すると、途端に心臓の音がドキドキと加速し始めた。
部長が椅子に座った音。
カバンを置いた音。パソコンを開いた音。
シーンとしたオフィスには、部長が出す音だけが静かに響いている。
静か過ぎるその空間はなんだか居心地が悪くて、私は花瓶の水でも替えようかとすぐに椅子から立ち上がった。
だけど何故か視線を感じ、チラッと部長の座るデスクに目を向ける。
すると、バチッと視線が繋がり私は慌てて部長から目を逸らした。
ただでさえ加速していた心臓の音が、さらに速くなっていくのを身体中で感じる。
バクバクする音が部長にまで聞こえてしまうんじゃないかと思うほど私の心臓はおかしなくらいドキドキしていた。