リベンジ！〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜

一体…何が起こってるんだろう。


ぎゅっと力のこもる健太の腕の中で、私は呆然としていた。


無視してきたから、納得いかなくて…話をしようと思って…それで、健太の腕を掴んだけど。

何で？どうしてこんなことになってるの？


苦しいくらいに力が入り続ける健太の腕は、緩むような気配がない。


「ちょっと健太⁉︎…く、苦しいんだけど…」


私がそう言っても、その腕を解いてはくれなかった。



「う、ウソついたことは、本当に悪かったと思ってる…。だから、もう一回、ちゃんと謝りたかったの…ずっと気まずいままは…嫌だったから」


だけどそう言った直後、健太の腕からはあっという間に力が抜けていって。


私はやっと、健太の腕の中から抜け出せた。