クールで不器用な君。




暑い。





ただそれだけのことで特に珍しいことも何もなく毎日が平穏に過ぎていた。






「うーーん。」






「瑠璃ちゃん、今日放課後残ってくれない?」




「え?」




「話が……あるんだ。」





「わかった。」





「じゃあ体育館裏で待ってるから。あ、一人で来て。」





「うん。」





それだけ言って雄太くんは自席に戻った。






何かな?


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