True Love
『あ、日向くん!
珍しいね!いつもいないのにっ』
『あ、ほんとだ』
そういって私たちの近くにやって来たのは…
森下さんと加賀さん。
そう、私の騎馬戦のチーム。
『ん?一緒に食べる??』
え?? なんで…?
『いいのっ?ありがとうっ』
『私もお邪魔します!』
『あ、ちょっとまってな』
というと、私のとなりに座り直す日向
『あれ?このこ木槙さんもじゃんっ!!』
『え…あの…』
どうしよう…でも日向の友達だし私、いなくても…いいよね…
とおもって立ち上がろうとしたら
左手を押さえられた
目は前を向いて話しているのに
その捕まれた力は少し強くて
私にはどうすることもできなくて
もう一度そこに座り直した
『あのさ、ふたりとも』
突然日向が二人に話始めた
なぜか机の下では
私の左手の上からは日向の右手。