True Love




『あ、日向くん!
珍しいね!いつもいないのにっ』

『あ、ほんとだ』

そういって私たちの近くにやって来たのは…


森下さんと加賀さん。
そう、私の騎馬戦のチーム。


『ん?一緒に食べる??』


え?? なんで…?

『いいのっ?ありがとうっ』

『私もお邪魔します!』

『あ、ちょっとまってな』

というと、私のとなりに座り直す日向

『あれ?このこ木槙さんもじゃんっ!!』

『え…あの…』

どうしよう…でも日向の友達だし私、いなくても…いいよね…

とおもって立ち上がろうとしたら
左手を押さえられた


目は前を向いて話しているのに
その捕まれた力は少し強くて
私にはどうすることもできなくて
もう一度そこに座り直した


『あのさ、ふたりとも』

突然日向が二人に話始めた

なぜか机の下では
私の左手の上からは日向の右手。



< 132 / 351 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop