True Love




はぁー…


水道の前まできたのはいいけど、

さて…


クラスに戻らないとな…



さっきみたことをすべて消すように
みずで顔を洗った


けどやっぱり、気分は晴れなくて


水道の壁にもたれてぼーっとする。



と、そのときだった。


『日向っ』

突然、壁の後ろから声が聞こえた

その方向を向くと

結奈がこっちをのぞいてた


『どうかしたの?』


いつもとおなじ優しい笑顔を浮かべて
ほほえむ結奈



『なんでもないよ』

『あ、日向タオル忘れたの?』

『へ?あ、そういえば』

『しかたないなぁ
まだ使ってないから貸してあげるっ』

『…ありがと』


『ねぇ』


『ん?』


『大丈夫?』

『ん。大丈夫』


といって、後ろをゆっくり振り替えると
そこに結奈の姿はなくて


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